プログラミングを銘柄選択に使ってみた１

＜概要＞

プログラミングを使って、自分が探している条件（ROE>20%など）に合う米国株銘柄を自動的に探してみました。

①SBI証券で買える米国株を抽出。

②その中で、10年間平均EPS成長率が25%以上になっているものを抽出。

③さらにその中で、EPSが10年間で前年比で7回以上上昇していて、かつ10年間の平均ROEが20%を超えているものだけを抽出。

④最後に時価総額の小さい順番に並べ替え。

⑤得られた銘柄とその時価総額、10年間EPS成長率、10年間平均ROEは以下のようになりました。(全12銘柄）

＜詳細＞

「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」という書籍があり、この中にはバフェットが好む消費者独占型企業の８つの基準が書かれています。（詳しくは本書籍参照）

８つの基準のうち、定量的な項目として1株あたり利益（EPS）が力強い増加基調にある、株主資本利益率（ROE）が十分に高い、という項目があり、この２項目を満たす銘柄を簡単に探すため、プログラミング言語「Python」を使って、探してみました。以下に何をしたか書こうと思います。

①SBI証券で買える米国株を抽出

まず下のリンクから米国株のティッカーをすべて抽出することで、SBIで買える米国株だけを選別しました。

②その中で10年間平均EPS成長率が25%以上になっているものを抽出

①で得られたティッカー全てに関してモーニングスターのサイトから

2009年のEPSと2018年のEPSを抽出し、平均EPS成長率を算出し、25%以上のものだけを選別しました。

（下記リンクはアップルの場合）

③さらにその中で、EPSが10年間で前年比で7回以上上昇していて、かつ10年間の平均ROEが20%を超えているものだけを抽出

②で得られたティッカーに関してモーニングスターのサイトから

2009~2018年のEPS、ROEを抽出し、EPSが順調に上がっていて（前年比で7回以上上昇）、かつ平均ROEが20%を超えているものだけを選別しました。

④最後に時価総額の小さい順番に並べ替え

③で得られたティッカーに関してブルームバーグのサイトから

時価総額を抽出し、時価総額が低い順番に並べ替えを行いました。

（下記リンクはアップルの場合）

⑤得られた銘柄の時価総額、EPS成長率、平均ROEを表にしました。

これだけで良い銘柄とは限りませんが、ある指標を持つ銘柄だけを網羅的に抽出することが出来るという意味で、

プログラミングと株式投資（銘柄分析）の相性は良いことを実感しました。